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BOUND 【仁亀】
727  snow  2009/12/15(Tue) 15:32



俺は学校から拓哉さんの家には行かず、本当は自宅に帰ったんだ。
母さんは仕事で家にはいなかった。
雨で濡れた服を着替えようとしたとき、インターホンが鳴った。

嵐の中、訪ねてきたのは父さんの知り合いだった。
母さんは居なかったけど、嵐の中帰ってもらうのも悪くて家の中に入れた。

「その人は俺に…」
「和也」
「大丈夫」

心配そうに俺の顔を覗き込む拓哉さんに、俺は笑ってみせた。
本当に大丈夫だった。
手はもう震えていない。



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