- 1 Ly 2008/12/14(Sun) 18:55
- 初めまして。
今回初めて投稿させて頂きます、Ly(リィ)と申します。 拙い文章でグダグダになってしまうと思いますが、どうぞ宜しくお願い致します♪
>>携帯用 (粗筋・キャッチなど)
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13 Ly 2009/01/05(Mon) 16:45
- 金曜日の午後七時を過ぎた喫茶店は約半分のテーブルが埋まっていた。バイトを終えて店内を見回すと、すぐに彼女の姿が視界に入った。微笑みながら窓側の席へ着くと、途端に不機嫌になってコーヒーを啜る彼女。緊張からか高鳴る心音を身体で感じた。
「待っててくれたの?」 「今帰ろうと思ってたのよ」 さも迷惑だという風に顔を背ける。 相変わらず彼女の服装は白のシャツに黒いスカート、そして赤い唇とシンプルなものだった。
「名前は?」 「藤岡美咲。あなたは?」 目が合ったので口角を上げた。今度は俯き、本にしおりを挟んで閉じると革製の小さくてお洒落な鞄へ仕舞った。
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14 Ly 2009/01/05(Mon) 20:03
- 彼女、藤岡美咲と店の前で別れて帰宅してから、僕はずっと意識が浮遊していた。本当に彼女と食事をし、話をしたのだろうか。そっと手に握っている紙を見て、記憶が現実のものであったのだと確認する。携帯電話のボタンを押しては閉じと繰り返しているうちに、母がドアをノックしてお風呂が沸いたと告げる。頭を掻いてベッドから降りる。
濡れた髪をタオルで大雑把に拭きながら部屋に戻ると、龍一君からメールが入っていた。もちろん内容は、今日無事に彼女と会えたかというもので、彼の屈託のない笑顔を思い出すと、彼のいないところで二人で食事をしたことに少しばかりの罪悪感を覚えた。早く二人を引き合わせてしまおうと、メールの返事をしないまま皺の寄った紙に書かれた数字の通りにボタンを追った。無機質な音が耳を覆うと、無意識に手に力が入る。
「もしもし」 八コール目で彼女は電話に出た。心臓が躍った。 「橘ですけど、覚えてる?」 「今日会ったばかりじゃない」 彼女はそう笑った。
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15 名無しさん 2009/01/05(Mon) 20:19
- 10の名無しです。
慶太くん・・・気になりますね。笑 無理なさらず、更新頑張ってください。 また来させていただきます。
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16 椎名 2009/01/06(Tue) 11:17
- 面白いですね。
更新頑張ってください! 楽しみにしてます。
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17 名無しさん 2009/01/06(Tue) 14:03
- 久しぶりに来てみたら、素敵な小説を発見!
続きを楽しみにしています
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18 Ly 2009/01/07(Wed) 02:04
- ▼コメント返し
>>15の名無しさん またまたご感想どうもありがとうございます! これから慶太君の苦悩が始まります← 更新遅くてごめんなさい。お暇な時に是非♪
>>椎名さん ご感想ありがとうございます! 更新遅くてすみません。
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19 Ly 2009/01/07(Wed) 02:05
遠くで誰かが僕を呼んでいる。風に揺られるスカートが夕陽の光りを映して赤く染まっている。僕の手を取って小さな貝殻を載せた。可愛いでしょう?
この声は聞き覚えがあった。もうずっと傍で聞いている気がした。
僕達はひたすら砂浜を歩いた後、海の正面に腰を下ろしてひたすら波が打ち寄せては引いていくのを観察した。潮風が汗で湿った肌を撫でるととても気持ちが良かった。沈みかけた夕陽が女性の身体を照らしていて美しい。
見覚えのある唇が、聞き覚えのある声を紡ぎ出す。細い指で左の方を指しているので、そちらに顔を向けると、高い丘の上に白い家が見えた。誰かが住んでいる様子は見られない。
夕陽が完全に沈んでしまうまで、その家を眺めた。満足したのか女性は僕の腕を引いてまた歩き始めた。
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